 脳卒中は、ある日突然発病し、多くの場合、後遺症として麻痺などの障害が残るとても重大な病気で、死に至るケースも少なくありません。脳は一度損傷されると、修復することができない臓器ですから、後遺症は、ある程度軽くなることはあっても、完全になくなることはありません。
ですから、脳卒中は、発病してから治療するよりも、できる限り病気にならないように予防することが大切なのです。
このような背景から、脳卒中の最大の原因である 「動脈硬化を防ぐ」ことが特に重要視され、血圧の 管理や食生活の指導が、広く行われるようになりました。
またMRI(磁気共鳴画像)やMRA(磁気共鳴血管撮影)
などの高度な検査機器が近年、非常に発達してきて、
詳しい体内の画像を撮影できるようになりました。
そして、脳卒中が起こる前に病巣を発 見し、早めに治療をしようという、予防への積極的な考え方が生まれ、この考えに基づいた健診が、「脳ドック」です。
人間ドックが“体全体の健康チェック”を目的とするのに対し、
脳ドックは“頭の中の健康チェック”を目的としています。そのため、脳ドックは、頭の検査に比重がおかれ、血圧や血液、心電図、胸部エックス線などの一般的な検査のほかに、MRIなどを使って脳の画像診断をするのが特徴です。また、定期的に検査をすることで、頭蓋内に起こるいろいろな病気を早期に発見できます。
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